皆さん、SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは何かご存知でしょうか??
SDGsとは、国連が定めた「持続可能な開発目標」の略称です。
弊社の企業理念(ミッション)は、
”次世代へ伝えていく、安心して暮らし続けられる本物の「木」を使った「家」をつくり続ける”
この使命を果たすため、春原木材ではこの目標への取り組みをしています。
その具体的な内容を随時ご紹介していきたいと思います!!
第1回目は、畳の下地となるヒノキ荒床についてお話しします。
現代の住宅のほとんどが、畳の下地材にはコンパネと呼ばれる構造用合板を使っています。
昔から、畳の性能は布団で一晩寝ると一升瓶2本分の湿気(汗)を吸うと言われています。
しかし、畳がその湿気を吸っても吐き出すところがなければ、畳の裏側で滞り、
カビやダニの原因となり、最終的には腐食してしまいます。
春原木材では、この問題を解決するために昔ながらの荒床(無垢の呼吸する板)を
使っています。
しかも、天然の殺菌交換であるヒノキチオール成分を持つ、ヒノキ材です。
見えないところになんと贅沢!と思われるかもしれませんが、
実はこのヒノキ材の荒床、森林資源の循環利用なのです!!
ヒノキは昔から湿気や虫に
強く、長持ちすることから、神社仏閣で使われてきた良質な
木材です。木材は原木(皮のついた丸太)から芯材(中心の主要部)をメインに
柱や構造材を木取りします。
そして、皮に近い辺材は端材として、薪にしたり、捨てられたりしているのです。
春原木材では、この辺材を利用して荒床に利用しているのです。
辺材を一定の寸法にカットしてパッキンを入れて桟積みにして自然乾燥させます。
一定期間乾燥させた荒床は、反ったりねじれますので、その癖を平滑に削って
使用するのです。
写真は弊社の倉庫の数百坪分におよぶ荒床の一部です。
工業製品(コンパネ)ではなく、ヒノキの荒床を使う事は、住む人の安全と建物の
寿命を考えているからなのです。
結果、森林資源の循環利用につながると信じています。
これからも合理性に頼らずに、この取り組みを、未来へ伝えていきたいと思います!!!
第1回目、いかがでしたか…??
「今の時代に、まだそんな事をやっているの?」と思われた方もいらっしゃるかも
しれません。しかし、昔ながらの気候風土に則した家づくりが年々減っている中、
誰かがこの日本の原風景である「本物の木の家」の技術と材料を伝えていかなければ
なりません。
そんな想いを社員全員で話し合い、一冊の本をつくりました。
タイトルは、
「未来へ伝える木のぬくもり」【100年後の子供たちへのメッセージ】
社内では、”春原木材らしさBOOK”と呼んでいます。
この私たちの想いの詰まった本を無料進呈いたします!
ご希望の方は「らしさBOOK希望」とご連絡ください。
第2回へと続く…。